GORDIAN KNOT ゴルディオスの結び目
Igor Mitoraj   イゴール・ミトライ


Fratelli Mario sono super-famosi.



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 これはフィレンツェのある建物のなかでみつけた彫刻家イゴール・ミトライ氏の作品を私が写真に収めたものです。ミトライ氏はドイツ生まれのポーランド人で現在はイタリアに在住して国際的に活躍しています(北海道にも作品が野外設置されているようです)。九九年にフィレンツェのボボリ庭園(市の中心にあるメディチ家宮殿付の庭園)で野外設置の展覧会がひらかれていたときに見て知ったのでしたが、当地でこのような作家が認められているのを見て嬉しく思いました。
 作品は彼自身が言うには古代に大きなインスピレーションを得ているとのことですが、身体部分を切り抜くような方法は古代彫刻の四肢が欠けていることに想を得てそれをある種のフレームとして用い、シュールリアリズム的な感覚につなげているように思われます。ですからキリコなどにも関連が感じられますが、手法としては古代に範をとりつつもそこに線の細い現代的でアカデミックな自然主義が加味されていると思います。そこにある素描(線)はそのように現代人の感性に沿うものです。
 さらにまた東南アジアの巨大な顔面彫刻のような切り取られた顔など、作品全体にはアジア的な瞑想的な感性がありますが、これはイタリアの近代彫刻にもひろく見られるもので、現代の造形芸術のひとつの大きな方向性として見て取れるものです。しかし又それはギリシア起源以外のさまざまな古代文化に(又ギリシアにおいてもアルカイク期において)みられた特質であり、それらの領域から霊感を得ていることはまちがいないでしょう。そしてそれがこれらイタリア彫刻家の多くが携わっているキリスト教芸術として現れるときなどには、ルネサンスの美術よりはやはり、にじみでるような、なにかが浸透する扉のような、素朴な中世の芸術の味わいに近いものがあると思います。
 

Sclpture by Igor Mitoraj

或る女の心象 Image of a woman

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Art work by (c)Gigi gordianknot.blog74.fc2.com
野獣 Beast
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VOLA, BESTIA! - FLY, BEAST !


 なんだか時代がびゅんびゅん飛ぶのですが、 数年前にAEROSMITHの演奏を"MTV ICON"で見てしびれたのでした。メタリカやジャネット・ジャクソンがAerosmithを称え、人気アーティストたちが彼らの曲を歌い、最後に自身が締めくくりました。しかし肝心の最後の締めで一番格好良かった"Train kept a rollin'"の入った画像できれいなのがどうしてもみつかりません。70年代のロックンロールから2000年代のポップ・ロックまで駆け抜けるメドレーだったのですが、最後のふるいこの曲がすごかった。
 たしかにふるい曲のほうが味があるとは思うけれど、エアロのポップロックはしばしばメロディの息が長くて豊かなものだとも思う。Amazingなども昔何回聴いたか分からない。ギターも変わってて面白い。このビデオはネットが普及する前のものだからかなり先取的内容だったとも言えると思う。
 (関係がないが、モーション・キャプチャーでのヴァーチャル体験というのは少なくとも家庭レベルでは不完全にとどまるような気がする。なぜなら接触抵抗や移動が再現できないだろうから。)



Amazing - Aerosmith





MTV ICON - Aerosmith



おまけ encore


フランツ・フォン・シュトゥック其ニ Franz Von Stuck 2

Lucifer - Franz Von Stuck


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  この魔王は一体何を思案しているのであろうか。この絵姿には明らかにメフィストーフェレスはふさわしくなく、やはりミルトンのルシファーを俟たなくてはならないであろう。わずかな光が闇の世界への懐疑をいざなう・・
 この姿勢はロダンが教えた中世ゴシックから続く「持送り」の形である。それは苦悩、落胆、ないし沈思・内省や休息などに対応した前かがみの姿勢の構造とそれに対応した心理である。観察するとそれがミレーの落穂ひろいやゴッホの苦悩する人の図像まで続いていることが分かる。ミレーの農民のかがんだ姿勢はやはりフェルメールなども忍従と謙譲の表現として仕事をする人の図像において用いていたものにつながっているのであって相当に深い伝統の根をもっているということになる。またそれはピエタでキリストの上に身をかがめる聖母マリアの姿でもあり、首をがくりとおとした磔刑の像でもある。この魔王もまたこの造形を踏襲していることを私は理解するが、「持送り」の構造がつくる深淵、深い影ということにおいてこれほど深玄なものはかつてなかったかもしれないと思わせるものがある。



あなきすた anakista

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 番外というわけではないのだが、友人のジャーナリスト・絵描きの作品を一つ。これはひとつでそれほど説得力があるというわけのものではないが、しかし荒い画風のようでじつはふしぎと調和があるし色彩も面白い。

 イーサン・ホークとグィネス・パルトロウが出演した映画「大いなる遺産」で絵が使われていたフランチェスコ・クレメンテなどの作風はトランス・アバンギャルドとくくられているらしいが、彼の絵はそのあたりの「エートス」をもっている、いずれにしても同方向にあるという気がする。そして二十世紀に台頭するアメリカの精神と近しいものだろうとも思う。事実クレメンテはイタリア人であるがアメリカに渡りバスキアやウォーホールと共に製作したという。しかしヨーロッパ出身のクレメンテは色彩やイメージにおいて深み、厚みを持っていた。そのうえでアメリカ的な色も身につけたことも見て取れる。

 この絵を見たとき私は彼をつかまえて「これって宮殿の前でサインするセックス・ピストルズでしょ?」と聞いたら、「分かった?」と嬉しげにしていた。



Sex Pistles che firmano : Valerio Giovannnini
http://www.valeriogiovannini.com/ 
フランツ・フォン・シュトゥック其一 Franz Von Stuck 1

A Pool in a Trout Stream  -  by Franz Von Stuck


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 「黒い郷愁」とでもいったものを感じさせる、フランツ・フォン・シュトゥックの一枚。
 われわれ近代人にとってはこの黒は、これがたしかにそこから由来したでろうバロックの黒よりも心に入るという気がする。
 − 平坦なグラフィック作品かというと遠近がありじつは林が柱廊のような構造で懸かっている。遠い空 − 雲に覆われた空はこのように真白に見えるときがある。(まったくどうでもいい話であるが、高校の教師でこのような天候のとき「きょうは全くいい天気ですねえ、雲ひとつ無く・・」と口走ったので生徒に「覆われてるじゃないですか」と言われていたひとがあった。誰しも知らずに思い込んでいることがあるものだが。)
 ・・そして足元には水が。この水に映った空の光を見て思ったのだが、ほかのジャンルでもそうだが、単純なことこそが表現するのに難しいという気がする。しっかりと把握し表現せねばならないということもあろうし、既知のことをきれいに新鮮な表現で切り取らねばならないからだろうか。






Versione italiana


(Penso che con l'italiano almeno ci siano meno errori che con l'inglese. Poi sento maggiormente di stare usando le parole mie.)

Una opera di Franz Von Stuck, che fa sentire una specie di "nostalgia nera".
Sento che questo nero entra nel cuore di noi moderni, piu' di quanto ne farebbe il nero di Barocco, da cui sicuramente deriva questo nero di Stuck. -Non è l'opera grafica piatta come forse potrebbe apparire a prima vista, ma c'è la prospettiva e gli alberi formano la struttura di portico. Il cielo distante - il cielo coperto delle nuvole a volte sembra così tutto bianco. (Questo è un episodio indiffarente - ho visto una volta, in un giorno con questo tipo di tempo, un insegnante di liceo dire "Oggi che bella giornata. Non c'è nessun nuvola." quindi un studente ha replicato "Ma tutto coperto!" -Comunque a tutti capita di portare qualche errore nella loro testa senza accorgersene.)
.. E poi sotto c'è l'acqua. Ho pensato, avendo visto questa luce del cielo riflessa sull'acqua, che è difficle esprimere piuttosto delle cose semplici - che vale anche nei altri generi. Forse perché per farlo si deve afferrare per bene dei oggetti, o forse perché si devono "ritagliare" le cose già conosciute, bellamente e con l'espressione fresca.




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